『ローマ字の表記』のあれこれ⁉
2024/06/21
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こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
今年の梅雨は、短くとも大雨になるかもです…
最近は、しとしと降るわけではなく、短期間で大量に降ったり…
自然には逆らえないので、自然を大切にしていきたいですね。
柳谷観音 楊谷寺の花手水。手水鉢にお花を浮かべています。
花手水発祥の地とも言われているそうですよ。
さて今回は、最近ニュースでも話題となっている、ローマ字の表記について探ってみました。
ローマ字といえば、小学校でも習った記憶がありますよね。自分の中では、これはバッチリ覚えている自信があったのですが…。なぜならば、パソコンでもローマ字入力しますもんね笑
でも、ふと思ったのですが…。学校で習ったのと違う表記をすることもある? 例えば「ふ」とかは、習ったのは「hu」だけど「fu」でも「ふ」だよなぁ~と。
他にもいろいろありますよね。パソコンの入力でもどっちにも反応してるように思います。
なぜ、いろいろな表記があるのでしょうか?
○ローマ字とは?
ローマ字は、日本語の発音をラテン文字で表記したものです。
古代ローマで使われていたラテン文字に由来することから、ローマ字と呼ばれているようです。
ラテン文字とは、古代ローマで使われていた文字なのですが、現代では英語やフランス語など世界で最も多く使われているとのこと。
ちなみに、ローマ字を漢字で書くと「羅馬字」なのだとか…
○ローマ字の歴史
日本でローマ字が使われるようになったのは、室町時代なのだそうです。
それは、カトリックの宣教師であるフランシスコ・ザビエルがポルトガルから日本にやって来てからだといわれています。日本語を学ばれ、ポルトガル語に基づいた「ポルトガル式ローマ字」の綴り方が考案されました。
その後、日本はオランダと交流が盛んになり、オランダ語に基づいた「オランダ式ローマ字」が考案されました。ですが、「ポルトガル式ローマ字」と「オランダ式ローマ字」は、ごく一部の学者の方が使っていただけだったそうな。
江戸時代になり、浦賀にペリーが来航したことにより英語が日本に広まりました。
そして、アメリカの医師であり牧師でもあるジェームス・カーティス・ヘボンが来日され、英語に基づいたローマ字で和英辞書「和英語林集成(わえいごりんしゅうせい)」を書かれました。
和英語林集成は、ローマ字の見出しにカタカナ表記と漢字表記を添え、英語で言葉の意味などを記してあるのだそうです。
これは、英語とローマ字と日本語で書かれた最初の日本語辞典なのだとか。
なるほど、ここからローマ字は、ラテン文字で表記されたのかもですね。
でも、なぜいろいろな表記があるのでしょうか?
○ローマ字の表記あれこれ!?
ローマ字表記には「訓令式(くんれいしき)」と「ヘボン式」があります。
以前は「日本式」というものもありました。2種類じゃないんですか笑
実は、ローマ字の表記にも歴史があったようなんです!
まずは、「ヘボン式」から始まるのですが…。どこかで聞いた言葉ですね。
そうなんです。「ヘボン式」は、ジェームス・カーティス・ヘボンに由来しているのです。
「ヘボン式」は、子音を英語風に、母音をイタリア語風にして発音しているのが特徴なのだとか。
ということは、「ヘボン式」は英語の発音に近いということで、日本語の表記してはふさわしくないという意見もあったようなのですが…
明治時代には、物理学者ある田中舘愛橘(たなかだてあいきつ)が、日本語の発音に基づく「日本式」を考案されたそうなのですが、ここでも問題が…
英語の発音に近い「ヘボン式」から「日本式」にすることを英語教育者などから猛反対があり、どちらを使用するのか議論が続きます。
昭和12年、その議論を収束させるため、「ヘボン式」と「日本式」を統一し、誕生したのが「訓令式」なのだそうです。統一されたところが下記の表なのですが…
結果、「ヘボン式」排除を猛反対していた人たちに、受け入れられることはなかったようで…
「訓令式」には「日本式」が多く取り入れられていたためだそうです。
昭和29年には、日本政府は「ローマ字の綴り方」として「訓令式」の表記を告示しているのですが、今でも実際2種類の表記は存在するのはなぜ? 今はどれが正解なの?
○現在はどっち?
現在は「訓令式」と「ヘボン式」との表記が入り交じっている状態なのだそうです。
確かに、そうですよね。
日本政府はやはり「訓令式」を正式なローマ字としていますが、「ヘボン式」と「日本式」でも差支えないとしているのだそうです。どれもOKで、どれも正解なのですね。
なかでも「訓令式」と「日本式」はよく似ているので、区別する人はほとんどいないようです。ですよね…
傾向として、小学校では「訓令式」を学びますが、大人になってからは「ヘボン式」を使う人が多いといわれています。なので、日常生活では「ヘボン式」が使われている場面の方が多いとのこと。確かに、そう思います! 駅名や地名なども「ヘボン式」を見かけますよね。
現在、文部科学省は、昭和29年の告示の改定の検討を進められているのだそうです。ニュースになっていたアレですね。ヘボン式のほうが広く浸透してきているためですね。
今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
近頃は、外国の方も日本に多くいらっしゃるので、「ヘボン式」が浸透していくのかもしれませんね。ローマ字表記、ちょっと気にしていろいろ発見してみたいです。「ん?」って思う表記もありますよね笑 今回も、日々勉強あるのみです笑
「時」と「とき」って使い分けがある⁉
先日、ラジオを聞いていると、漢字の「時」とひらがなの「とき」に使い分けがあるのだということを知り「どういうこと?」となりました。
改めて調べてみると、
◇時 :時間・時期・時刻そのものを示す
◇とき:状況「…の場合」を示す
とのこと。例えば、
◇時 :時の流れ・梅雨時・時と場合による…
◇とき:困ったとき・いざというときは・荷物が多いとき…
というように使用します。
「~の場合」と言い換えられるようなら、ひらがなの「とき」となるようです。
使い分けに迷ったら、ひらがな表記をするのがいいらしいですよ。
今まで、知らずにどんなときも漢字を使っていたように思います。
でも、以外に知らない人が多いらしいです。ホッ!
いや! 安心している場合じゃない笑。
他にもそういう言葉はありそうですよね。気をつけたいですね💦