『シルクスクリーン印刷』を体験!
2023/10/24
- 創栄文庫(組版)
こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
恒例となりました、半年に一度の増刊号がやってまいりました!(まだ、2回しかやってないやん笑)
またまた、学研さんの『大人の科学』にお世話になります。
今回挑戦したのは、編集長が発見してくれました、「シルクスクリーン印刷」です~♪
えっ!? それなに? そうですよね…「これなに?」にでてきていない、掟破りの体験!
印刷ということで、お許しを…笑
◯シルクスクリーン印刷ってなに?
シルクスクリーン印刷とは、「スクリーン」と呼ばれる布でできた板版の上からインクを押し付けて、さまざまな製品に好みのデザインを印刷する手法のことです。
スクリーンの布は、化学繊維の糸で織られており、印刷したいデザインの部分だけをインクが通る仕組みになっています。
スクリーンの素材にはもともと絹(シルク)を用いていたことから、「シルク印刷」とも呼ばれていました。
ですが、シルク(絹)は耐久性に欠けるため、現在ではポリエステルやナイロンなどが使用されているんだとか。そのため、シルクを取って「スクリーン印刷」とも呼ばれるようですよ。
シルクスクリーン印刷は、スクリーン上にあるデザインした部分から、直接インクを落とし込んで印刷するため、製品にしっかりとデザインを表現できます。インクも厚く塗れるだけでなく、乾燥させて定着させているので、耐久性や耐候性に優れているようです。
なので、「印刷」という言葉を聞くと、紙や布などに対応したものというイメージがありますが、「シルクスクリーン印刷」は、耐久性に優れていることから、電子機器や看板などにも採用されているそうですよ。いろいろ見てみたくなりますね♪
◯「シルクスクリーン印刷」を体験!
こちらが、今回手に入れた「学研 大人の科学」です。
キットに入っていたもの
◆スクリーンを張る
スクリーンを乗せ、押さえのゴムを切る。
縦・横、2本ずつ準備完了!
押さえゴムをスクリーンの上から、ギュッと入れ込む。
スキージー(板)を使ってさらに一番奥まで押しこむ。
◆メルトインクで描く
おもて面に、下絵を鉛筆でなぞる。
ジャーン! 下絵あるのに、絵心が…
メルトインクを使い、下書きを絵筆でなぞる。こんな感じかな~
※メルトインクはよく振って! たっぷり塗るのが成功のコツ!(後に実感することに…笑)
自然乾燥でもOKだけど、時間の都合で、乾かしてみよう笑
◆リキッドマスクをぬる
※またまた、インクはよく振って!
スキージーにインクを乗せる。
思ってたより、スッとなめらかにぬれたよ。
ぬった後は、乾かしてから…
◆メルトインクをお湯で流す
メルトインクの部分が抜けるはず… あれっ?!
このとき、スキージーも洗っておこう。この後また、使います。
編集長と考察:メルトインクをの盛りが甘かったか…という結論に!
気を取り直して、もう一度やってみよう!
メルトインクをさらに濃くぬってみた!
鳥は抜けたが、木が…残念 50%の成功!
が、しかし、盛りの判断は正解だった! ということは…
再度、盛り盛りでチャレンジした、足跡! 大成功‼
◆印刷する
インクは、ピグティントという水性アクリル樹脂顔料です。
スキージーにインクが残っている間は、何度でも刷れるよ~
リキッドマスクが乗ってない所は、インクが通るので、マスキングテープで補修することもOK。
完成! 活版印刷のレターセットとコラボ♪
今回の作品です。
カラーのものは、掟破りの水性絵具です笑
カラーのピグティントもほしいな~
印刷を終えて:
シルクスクリーン印刷が気軽に楽しめる、とてもいいキットだなと思いました。
説明を読んでいると、簡単にできるように思われましたが、意外と苦戦する所もありました。
それは、私たちが不器用すぎるのが原因ですが…汗
そんな中、成功したときの喜びを味わえたり、第一に未経験の分野の印刷が体験できて、結果楽しかったです♪
今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
この印刷って…、昔懐かしの「あれ」に似てませんか~
年末に大活躍! 当時は、おうちでできる画期的な印刷でしたよね。
そしてそしてー! 編集長、阪神クライマックスシリーズ突破! おめでとうございます!